秋の感受性と身体

秋の感受性と身体
最近体調のすぐれない方を多く見か
けます。
夏の疲れがでる時期です。
腎臓は疲労を表現する臓器です。
夏の暑さに対処するために免疫機
構はフル稼働し、老廃物を体外に排
出するのに腎臓は働きづめです。
腎臓がくたびれると人間は動けなく
なり、万事にものぐさになります。
また老廃物の処理には肝臓も深く
かかわり、疲労が蓄積します。
肝臓は毒を無毒化する働きをしてい
ます。
また感情の毒も処理しているために、
肝臓がくたびれるとイライラして切れ
やすくなります。
身体が動かず怠惰な上に、万事に
対して不満を感じていらついている
のが秋の感受性です。
運転していても怖いことが多くありま
すし、自分自身も何かと不満でいた
たまれません。
この状態は身体が冬への準備をしっ
かりと終えるまで続きます。
そして冬への身体への移行にはま
ず、水分が大事な要素です。
身体の細胞が縮んで水分を蓄えら
れなくなり、天候のせいもあり、身体
が渇きます。
カフェインの入っているものは利尿
作用があり、かえって水分を浪費し
ます。
カフェインの入っていない暖かな水分
が、身体を休めるのに有効です。
水不足は体や感受性の許容量を狭め
ます。
また食べすぎも肝臓に負担をかけます。
美味しいものを少しづつ味わうのが、
秋の楽しみです。
また肝臓は眼とも密接な関係がありま
す。
テレビやスマホなどの画面からなるべ
く遠ざかり、読書もほどほどに自重す
るべき時期です。
食欲の秋と言われ、また芸術の秋と
も言われます。
いらいらを解消するのに、食べたり、
芸術に没頭するのはある意味自然な
ことですが、人間は身体に悪いこと
にも快感を感じる生き物です。
疲れている時、不摂生をしてカタル
シスを求めるタイプの人と、じっと閉
じこもって耐えて待つタイプの人がい
ます。
個性に合わせて自分と向き合うべき
時が秋なのでしょう。

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