カテゴリー:俳句
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私が所属する炎環・明日香句会の先輩泉義勝さんが句集を上梓 されました。泉さんは北海道岩見沢出身で1940年の生れ、句歴は十数年です。達筆で博識、紳士で人望もあります。誠実で嫌味がなく多くを語りませんが、時に内に秘めた感…
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ぬくもりを分け合ってゐる寒の梅
遊星に触手を伸ばす氷柱かな
女正月切らしてゐたる片栗粉
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金木犀巨体を揺らす人力車
やせっぽちの少年の夢月笑う
燃え滓の崩れる音や秋の声
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俳句四季2月号で「金木犀」の句…
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デジタルは瞬く光神は旅
小春日やスペアタイアのない車
消ゆるとは風となること冬泉
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乱切りの武蔵野うどん大花野
秋深し笑うことなき羊の眼
下腹はブラックホールや秋の風
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草田男忌3台回る扇風機
天才は普遍を愛でる茄子の紺
夏の少女のひそひそ話「カレーまた食べようね」
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「草田男忌」の句が、俳句四季十一…
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秋の底鈴振るやうに守宮啼く
花芒ローマに通はぬ道探す
本島は離島を腐す島檸檬
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冷やかや青き果実は雨弾く
雲の秋方向音痴の哲学者
手のひらに艶を消したる葡萄の実
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半夏生水の匂ひをかぎにけり
山椒魚シャツに残れる油染み
曲がり道に白き「あ!」の文字根無草
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「半夏生」の句が、俳句四季十月号で渡辺誠一郎先生に…
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墨香る端渓水にしずめたり
ままごとのいつも「父さん」鳳仙花
踊太鼓遊ぶことには命懸け
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