カテゴリー:しゃちょーのブログ
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日雷手に残りたる草の青
夏枯れやカレー恋ひたる少女かな
夏の夜は粥と梅干星を継ぐ
晴
小熊座の七月の東京の句会で「日雷」の句が、高野ムツオ先生に特選に選ばれました。ありがとう…
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むずむずと宙に湧き出づ柿若葉
筆箱の消せぬ消しゴム蝌蚪の紐
隠されし黙示誰がため花ひらく
晴
俳句四季8月号で、「むずむずと」の句が
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愉気ということ「愉気」は、整体法の創設者野口晴哉が使い始めた言葉です。人間は気の感応で生まれ、影響しあって生きています。気は働きであり、物ではないので見ることはできません。しかし気が枯れた人は見るからに生気を失い、生き…
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はじめての歩みのやうに水木咲く
雨乞ひやここに住むなと百舌鳥が啼く
皿に盛られ烏賊の眼は闇の色
晴
「皿に盛られ」の句は当初「皿に盛り烏賊(いか)の眼(ま…
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体調の維持と生きる意味私を含めて体調を崩している人が多くいます。気候の変動は大きく、今までの常識が通じないことも多く、ある程度の不調は当然のこととしてやりすごしていかざるをえないでしょう。しかし私たちは生きる力を持って…
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道産子のオスミとタカミ茄子の花
西風も彼岸へ渡る五月鯉
呼び込みや烏賊の眼は黒々と
晴
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残土また手向けられたる木の芽雨
楽園や蛇の道には苦蓬
囀りはチェンバロの如爪はじく
晴
俳句四季7月号で。渡辺誠一郎先生に「残土また」の句が佳作に選ばれま…
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軽トラの助手席の犬青田波
蛍袋父よりも長く生きにけり
隧道は風あはあはし夏燕
晴
「炎環」明日香句会で「軽トラの」の句が石寒太先生に本選◎に、「蛍袋」の句が予選△に選ば…
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若夏やクレーン車吊るクレーン車
答え無きテストのやうに草を刈る
夏の夜や野菜不足は大根で
晴
小熊座の東京の句会で「若夏や」の句と「答え無き」の句が高野ムツオ先生…
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雑踏や単車に残る春あられ
泉さんのチビた鉛筆花菜雨
雪柳地蔵もマンション見上げをり
晴
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