カテゴリー:しゃちょーのブログ
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草の芽や始めて結ぶ靴の紐
まんさくの花陽性に散らばって
クロッカス風に痛みがあるならば
晴
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みどりごにもろ手の届く空の春
三月のドラッグストアの迷路かな
春の雲虚子の器は大きくて
晴
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福寿草音に重さがあるならば
焚火して我を怪しむ漢かな
丹田に翳す手のひら日向ぼこ
晴
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霜柱残された花屋の水栓
つ、つ、と寄る千鳥のごとき枯葉かな
富士に凍雲息は風風は息
晴
俳句四季5月号で「霜柱」の句が秋尾敏先生に酒悦に選ばれま…
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冬の湯や闇が漢を覗き込む
存(ながら)へて根深うせよと寒昴
気にかかる人も病やきりたんぽ
晴
俳句四季四月号で「冬の湯や」の句が渡辺誠一郎先生に酒悦に選ばれ…
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泉山由紀 川柳句集「花を抱いて会いにいく」お客さんの泉山さんが川柳句集をだされました。いつも静かに話される泉山さんですが、芯の強さ、ぶれない感性が感じられます。句集にもそうした静かで強靭で柔らかな感性が溢れています。
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凍雲やかまずになめるチョコレート
初御空グーグルナビに勝利して
まんさくの花陽性に散らばって
晴
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私が所属する炎環・明日香句会の先輩泉義勝さんが句集を上梓 されました。泉さんは北海道岩見沢出身で1940年の生れ、句歴は十数年です。達筆で博識、紳士で人望もあります。誠実で嫌味がなく多くを語りませんが、時に内に秘めた感…
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ぬくもりを分け合ってゐる寒の梅
遊星に触手を伸ばす氷柱かな
女正月切らしてゐたる片栗粉
晴
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金木犀巨体を揺らす人力車
やせっぽちの少年の夢月笑う
燃え滓の崩れる音や秋の声
晴
俳句四季2月号で「金木犀」の句…
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