今週の俳句  令和3年の1月25日~1月31日

秋燕ひげそり買いに行く漢

のぞき穴天に構えしいぼむしり

レコードの溝ゆらぎおり鵙の贄

 
「俳句四季」1月号で「秋燕」の句が浅井慎平先生に秀逸に選ばれました。
皆が旅立った後に一人残るつばめと、何やら訳ありでひげそりを買いに行く男の取り合わせの句です。
いぼむしりは、カマキリの別名です。
カマキリの鎌に当てるとイボが取れるという迷信から名づけられました。
もずのニエは、冬の前に鵙が木の枝にカエルなどの小動物を枝にさしておいたものです。
後で食べるための保存食ですが、忘れられてそのまま放置されているものも多く見かけます。

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