俳句 令和3年の3月29日~4月4日

何でこの歳になって始めたのか分か
らない俳句も、もう丸2年続けていま
す。
この世界ではまだ初心者なのですが、
生まれつきビギナーズラックに恵まれ
ているらしく所属している炎環という
同人の月刊誌2月号で巻頭という1番
に選ばれました。
すると翌々月の4月号で表表紙の裏
へ7句と文章、写真が載ります。
いくら幸運とはいえ、選んでいただい
た以上は寒太先生に恥をかかせるよう
な句はだせません。
そのためいつもよりも多くの方に楽し
んでいただける句を作ろうと必死に
努力しました。
その結果が以下の句です。

2月巻頭

焼け残りのLPを聴く冬の星

4月表表紙裏7句 「春の水」

  め
牛の眸の底覗きたる春の水

北上の水の脈打つ猫柳

枝先の幾何学模様青き踏む

   がらちゃ
顔彩の柄茶の雀うす氷

   みなそにそよぐ
蓬摘む水底に戦ぐ鬼の玉

積み上がる句集の高さ春みぞれ

     がんじ  やから
きさらぎの雁字がらめの輩かな

この度は、このような晴れがましい機会を与えていただ
き、感謝しています。
多くの人たちに厳しい状況が続いています。
私も隣家からのもらい火、二度の引っ越し、年末の多忙
などが相次いで押し寄せました。普段から俳句にさける
時間が少なく、寝る時間を削っての作句さえままなりま
せん。けれど不思議なことに俳句の方は、寒太先生をは
じめ多くの方に支持していただきました。俳句に助けら
れ、励まされ、また鍛えられているのだなと再確認する
機会となりました。
炎環に入会し、俳句に親しんでやっと二年たちました。
まだ初心者ですがこの間に多くの出会いと学びの機会に
恵まれ、少しづつ前に進むことができました。まだ自身
で納得できる句をひとつもつくることができませんが、
自分の一句に出会えるよう続けていきたいと思っていま
す。ありがとうございました。

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