免許と責任ということ

免許と責任ということ
先日お酒の販売のための免許の
更新に必要な講習会に行ってきま
した。
3年に以内に講習を受けないと免許
の更新ができなくなります。
以前は多少の時間のづれは許され
る雰囲気があったのですが、今は
「3年以内」ということがはっきりと明
示され、守らないと取り消しや罰金
の可能性があると言われます。
また以前よりより厳しく言われるのが、
未成年と運転者への対応です。
見せられたDVDでは、未成年者らし
いお客さんに身分証明書の提示を
求めたけれど、「この前見せたし、
今日は忘れた」という答えでそれ以
上追及できずに売ってしまい、その
後事故を起こしたため、店員と店主
は50万円の罰金を払い、数店あっ
たチェーン店の酒の免許が取り上
げられ売り上げが落ちて店が潰れ
たという事例もありました。
子どもがお遣いにきて売るのもだめ
だそうです。
また、公園やイベント会場で売るの
も税務署の特別の許可が必要で、
車の運転の有無や未成年らしき人
には身分証明書の提示を求めなけ
ればならず、やらないで問題が起き
た時には処罰を受けなければなりま
せん。
確かに飲酒しての運転等は論外で
すが、あまりに厳しい規則に息がつ
まるようでもあります。
少し前に運転免許のことで、一時
停止が線をまたいで止まったために
違反となったことをお伝えしましたが、
間もなくオリンピックに向けて横断
歩道での歩行者優先のための停止
も厳しくなるということです。
何れも必要なこととは思いますが、
ますます厳しくなる規制に肩身が
狭くなり、毎日が息苦しくなりそうで
す。
こうした規制や責任で互いを縛り合
う風潮が、新たな反動を生み、深い
屈折や陰惨な暴力、弱者へのいじ
めがかえって、増えていくのではな
いかと心配になります。
とても厳しく、難しい時代に生きてい
るのだなと、改めて感じました。

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