イタリア産有機オリーブ油
クレメンテ「モンターニャ・サクラ」
スパイシーな辛み、アーモンドのよう
な香りのあるオーガニック、エクストラ
バージンのオリーブ油です。
オリーブ油の辛さは抗酸化作用の証
しです。
辛さを感じないものは、オリーブ油と
しての力が弱いものです。
原料はすべてイタリアのプーリア州
にあるガルガーノ国立公園内にある
４００ｈａの農園で栽培されています。
機械に頼らず、手摘みによる採取で
オリーブを痛めずに加工できます。
また採取後、２４時間以内にコールド
プレスによる圧搾法で搾ります。
オリーブは栽培は比較的容易なの
ですが、搾れる工場がヨーロッパに
は少ないために、順番待ちで時間
が経過し、品質が落ちることが多い
ようです。
手間はかかっても品質を落とさず搾
るコールドプレス、コットンでのろ過、
瓶詰まですべて自社工場で行い、
徹底した品質管理がされています。
自然環境の豊かさ、品種の良さ、技
術の確かさ、伝統の維持などすべて
においての完成度の高さが製品の
質に現れています。
「モンターニャ・サクラ」という名は、
聖なる山という意味で、国立公園内
で、昔ながらの手摘みでオリーブを
扱う地道な作業への誇りが垣間見え
ます。
また、５００mlで１０５８円と言うリーズナ
ブルで、日々の生活に取り入れやす
い価格もうれしいところです。

ポテトサラダにオリーブ油
時折どうしても食べたくなるポテトサ
ラダです。
私はじゃが芋にも、マヨネーズにも
あまり興味はありません。
けれどマヨネーズの量を半分にし、
同量のオリーブ油を入れたポテトサ
ラダにはとても惹かれます。
すっきりとした風味なのに味に深み
とコクがあり、食べ飽きません。
表にはオリーブ油の風味はでてこ
ないのですが、入れると入れないの
ではまったく味が違います。
後は塩とスパイスを少々、好みで酢
を加えれば完璧な美味しさです。
スパイスは好みでなんでもいいので
すが、一番のおすすめは白胡椒の
粒を挽いたものです。
白胡椒は粉に挽いてあるものと、そ
の場で挽いたものではまったく別物
です。
粉には粒にある絶妙な風味がありま
せん。
そういえば枉駕の本多シェフが必ず
粒の白胡椒を買い続けていたのを
思い出します。
黒胡椒は買ったことがありません。
表には出てこない微妙で繊細な風
味が枉駕の味の秘密の一つだった
かもしれません。
ぜひおためしください。