俳句 令和4年の5月23日~5月29日

寒の咳燐寸のごときあばら骨

春ともし細く開きたる眉間の眼

ゐいいこをるえむすひじじやう辛夷咲く
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 晴

俳句四季6月号で「寒の咳」の句が
筑紫磐井先生に佳作に選ばれました。
ありがとうございました。

俳句四季の撰者をされていた斎藤慎
爾さんが健康上の理由により選者の
責をとかれました。
俳句四季に投句を始めたのは、齋藤
慎爾さんが選者を務められていたか
らです。
俳句を始めて3年ほどになりますが、
2年前に壁に突き当たり何のために
作句をしているか分からなくなりま
した。
手探りで霧の中を彷徨っているよう
です。
その時に出会ったのが齋藤慎爾責任
編集と書かれた「現代俳句の世界」
というMOOKです。
霧が晴れ、自分の立ち位置が少し分
かりましたが、今度は遠くに巨大な
峰々を望み途方にくれました。
それから暫くし、俳句四季に投句を
はじめ一年半という短い期間でした
が、慎爾さんの選をえることができ
ました。
(先生と書くとかえって失礼に当た
るような気がしますので、さん付け
で呼ばせていただきます。)
私のような才能のない老いた初心者
にはかけがいのない貴重な時間でし
た。
心からお礼を言わせていただきます。
雑誌での選をやめられても、これか
らも私たちの指針になっていただき
たいと勝手に願っております。
ありがとうございました。

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