梅の状況 その3
東久留米市内の奈良山園の青梅の
出荷が始まりました。
あと1回、6月3日の収穫で終了とな
る予定です。
全国的に不作ななか、出荷していた
だき感謝しています。
いつもとは違う品種で、ヘタが外れ
にくいなどの違いがありました。
梅ジュースは冷凍してから漬け込む
方が多く、ヘタはつけたまま冷凍し、
仕上げの時にザル等で濾して瓶に
つめかえればそのままでも問題なく
使えます。
生育が思わしくない中、粒ぞろいも
良く助かりました。
しかし問題は梅干し用の黄梅です。
奈良山園では黄梅はもう無理と言わ
れなんとか和歌山の生産者から仕入
れることにしましたが、黄色く熟する
前に落果してしまう可能性もあり、確
約できません。
できるだけはご注文に答えたいと思
っています。
ただし品種は南高梅に限定されます。
色はきれいですが、味は薄めの梅で
す。
白加賀等の優良品種はほぼ壊滅的
で、これが今年の唯一の選択肢で
最後の望みです。
来年は不作と法律の改定によって
農家が梅干しの出荷ができなくなり
梅干しは大変に高騰するでしょう。
そうした意味ではとても貴重な梅で
す。
今のところ10日頃から出荷の予定
です。
またらっきょうも同じく10日位からの
出荷が予定されており、慌ただしい
日々が続きます。
こちらも収穫量が少なく先着順となり
ます。
新茶の入荷
屋久島や神奈川の足柄から相次い
で新茶が入荷しました。
いつも雨が多く、日照も十分にある
屋久島は気候が安定しているため、
品質もブレがなく、一定の味が守ら
れています。
豊かな自然の中、変わらないことの
すごさを感じます。
昨年の残り数個を一割引きで店頭に
並べましたが、これがお手元に届く
時には売り切れとなっているかもしれ
ません。
足柄の山あいでお茶づくりに励む
佐藤仁さんのお茶は、自然環境は
やはり豊かなのですが、反対に毎年
品質が変わる面白さがあります。
「やぶきた」と、修験道の人たちが集
う集落にいにしえから伝わる品種の
ため「在来」としか言えない地の品種
の二種類のお茶を作っています。
在来種は地の野性に近い品種であ
るため、気候変動にも強く、安定した
収穫が望めます。
しかし味は毎年違い、製茶する仁さ
んは製品の安定に大変に気を使っ
ているようです。
一昨年の在来は最高品質でまるで
凍頂烏龍茶のようなすっきりとして
深い味わいでした。
今年の在来は、しっかりとしたタンニ
ンの苦味の後甘さが感じられお茶好
きの人に支持される味と思います。
野性的な力を秘めた多様性が「在来
種」の特徴です。
やぶきたは相変わらず上品ですっき
りとした風味で、水色もきれいです。
運賃や資材費等の高騰のため価格
は上がりました。
それぞれ100gで、やぶきたが978円
から1145円に、在来が798円から
858円になりました。
屋久島茶はとりあえず据え置きのよう
です。
有機ハーブティーのセール延期
かわりに新発売冷凍生うどん
仕入れ先のムソーから連絡があり、
製造元の「ひしわ」で包装資材の手
配が間に合わず、発売が遅れるとい
うことでした。
早くて6月の末の入荷のようで、17日
からのセールには間に合いません。
そのため7月のセール品目にさせて
いただきます。
悪しからずご了承ください。
そのため17日から23日のセール品に
好評のムソーの冷凍生うどんを追加
します。
手軽で、美味しくて、比較的小ぶりで
保存しやすく、価格も以前の物よりか
なり割安です。
斎藤さんのアカシア蜂蜜は予定どお
りセールします。
天候不順で不作が続く国産蜂蜜です。
今年度できる唯一の国産蜂蜜のセー
ルとなります。
からだを整える会
ひとつの独立した生命である私たち
人間は、自分の力で生きる力を持っ
て生まれてきました。
自らの力で命を育み、個性を伸ばし
自分らしい生き方を創造します。
しかし複雑な社会で、強い威力を持
って圧倒する文明や社会的な強制
力のため個性を開花させるのはとて
も困難なことになってしまいました。
それを自らの原点に帰し、個性と生
きる力を呼び戻すのに役立つのが
からだを整える会で学んでいる「活
元運動」です。
活元運動は意識を使わない、無意識
の本能的な力を高める運動です。
人によって個性が違うように活元運動
も人さまざまで、必要に応じて自然
に、流れるように変化していきます。
しかしそれだけでは対処できない変
動や怪我などもあり、周囲の助けが
必要な時もあります。
人間は古来、痛いときには自分のお
腹や目などに手を当て、文字どおり
「手当て」してきました。
手を当てることによって気を集め、
働きを高め、経過を早めることを知っ
ているからです。
それは自分だけでなく、子供たちや
周囲の人たちにも手を差し伸べ、手
を当てる行為もしてきました。
整体法(野口整体とも言います)では
「愉気」という手を当てて互いの健康
を増進する方法は、「活元運動」とと
もに大きな柱となっています。
誰にでもある力ですが、誰がどうやっ
ても同じではありません。
キリスト等の聖人が手を当てることで
難病を治すこともありますし、触られ
ても気持ち悪いだけのこともあります。
そうした差はどこから来るのか?
どうしたらそういう力を高められるか?
愉気の「愉」は愉快の愉。
輸出の「輸」では、強制的な力で他
を圧倒するイメージがあるため「愉」
に改められました。
何かしてあげるというのもある意味
余計なお世話です。
共に生きる、愉快に交わるという意味
をこめて名づけられました。
静かに集中しながら、相手の呼吸を
感じ息を合わせます。
宇宙の中で自分の命と目の前の命
だけを感じます。
世の中の雑多なことや個人の惑いも
なくなり、ただ今ここにあることの意味
だけが残ります。
家族や友人など、共に生きたいと思う
人とつながり、自分が自分らしく感じ
る瞬間です。
6月の愉気の会は、6日の活元会(13時か
ら15時)の後、15時から17時で会費は
二千円です。参加はご予約ください。