胡椒の楽しみ ベトナムの有機胡椒

胡椒の楽しみ

 

 

 

 

 

インドなどのアジア原産の胡椒は中
世のヨーロッパでは希少品で通貨の
かわりに使われたり、争いの原因に
なったりしていました。
肉などの素材に風味を加え、腐敗を
防ぎ、薬効があって身体の健康にも
役立ちます。
今では簡単に手に入る胡椒ですが、
近年の巣ごもりの影響で家庭での
消費が増え、値上がりが続き、手に
入りにくくなっています。
香辛料が好きな私も黒胡椒の強い
香りを好んで使ってきました。
黒胡椒は未熟な胡椒の実を果実が
ついたまま干して作ります。
強い風味が特徴です。
それに対し白胡椒は完熟した実を
水に漬けて果実の部分を洗い流した
種の部分だけを使います。
こちらは上品であっさりした風味で
魚や野菜に合うと言われています。
しかしラーメン屋さんにある胡椒の
イメージが強く、香りも味も中途半端
でどうして白胡椒を使うのか私には
理解できませんでした。
一方晴屋の前にあった伝説のレスト
ラン枉駕の本多シェフは粒の白胡椒
以外は買いませんでした。
思い出して粒の白胡椒を挽いて使
ってみて驚きました。
粉とはまったく別物です。
表立った風味は感じないのに味は
劇的に変わります。
粉ではこの大切で微妙な風味が飛
んでしまうのです。
一度はじめると止まりません。
あらゆる料理に少しづづパラっと入
れたくなります。
料理に華やぎと奥深さが加わります。
枉駕の味の秘密に少し近づけたよう
に感じました。
そして今回画期的な胡椒が発売に
なり、今までのものをすべて止めて
こちらに切り替えることにしました。
ベトナムに現地法人を作った日本の
会社が企画し、輸入しています。
農薬を使わない有機栽培では現地
での品質の管理が難しいのですが、
現地スタッフがいるので安心です。
また間に商社が入らないので、状況
も全て把握でき、価格も安くできます。
丈夫なセラミックの歯がついたミル付
でも今までの物よりずっと安く手に入
ります。
55g入りで黒540円、白580円です。
詰替え用は50g入りで、黒380円、
白415円です。
当然ながら白胡椒の方が手間がかか
る分割高となっています。
ミル付きだから初めて楽しめる本物
の白胡椒の風味が手軽に手に入れ
られるのはうれしいことです。
ミルの耐久性もありそうで、アマゾンで
買った木の中国製のものが丁度壊れ
ましたが、こちらの方が丈夫そうです。
一度白胡椒の風味にはまってしまう
と、黒胡椒の風味があざとく感じてし
まいます。
私の、いや人間の感覚のなんと我儘
なことかと思ってしまいます。

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