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電磁波への対処
その3 電磁波とは?
隣家からのもらい火で焼け出され、
一年半の間に3回目の引っ越しを
することになりました。
落ち着ける場所を確保するのはと
ても大切ですが、現代ではかなり難
しいことです。
特に経済的にも豊かではない私た
ちにとっては、選択の幅は狭まりま
す。
今度の家は間取りは広く、日当たりも
良く、閑静な住宅地で家賃もそう高く
はなく、もうこれしか物件は出ないだ
ろうと不動産屋さんからも言われまし
た。
問題は30m位離れてあるにある送電
線と鉄塔です。
迷いましたが、何度も車で近くを行き
来し、時間帯での変化なども確認し
ました。
また普通の送電線ではなく、西武線
用の電源のようで深夜にはあまり使
わないだろうとも予想されます。
今までの経験でこれ位の電磁波なら
ば、今のノウハウで対処できるだろう
とも思えました。
そして転居を決め、5月の連休の最
期に引っ越しをしました。
結論を先に言えば、高圧送電線の
電磁波を少し甘くみていました。
電磁波の強さは距離の二乗に比例
します。
遠ければ遠いほど弱くなります。
30mという距離は家庭内での電磁波
ならまったく影響はでません。
しかし強い電圧と圧倒的な電力によ
る電磁波は、感覚的には強くなくて
も、なかなか影響を減らせません。
ひとつの方向を消しても、別の方向
からやってきます。
前回も書きましたが、二つの部屋に
それぞれ対策をするとその間に強い
電磁波の流れが集中して嫌な感覚
が強くなります。
移行錯誤の結果、縞状に並べるより
も循環する面を周囲に置くことが有
効だとわかり、なるべく大きな面を
家の中に作りカーボランダム(炭化ケ
イ素)を貼っていきます。
結局家のほぼ全周に張ることになり
ました。
その間約2週間の間、仕事の合間の
夜の作業が続きました。
家の中の照明はほとんどをLEDにし
ています。
消費電力は少なく、蛍光灯よりは遥
かに電磁波も少なく感じます。
LEDは発光ダイオードという半導体
で、効率の良さが特徴ですが、照明
の部分でなく制御する回路から電磁
波が少し出ているようです。
電磁波対策をした部屋なのに何故
か電磁波がどこからか漏れてくるよ
うな感じがあり原因が分かりません
でした。
それがLEDからと気が着いた時、と
ても納得しました。
全体が絶妙なバランスの上で電磁波
対策をしているので、少し狂うだけで
影響を感じてしまうのです。
それは回路部分をぐるっとカーボラ
ンダムで被うことで対処できました。
昔ブラウン管のテレビの電磁波対策
する時に、画面の下の一部に備長炭
を奥だけで効果があったことを思い
だしました。
電磁波は出ていくとぐるっと回って
元に戻っていくので、防ぐものを少し
置くだけで広い空間に対処できます。
一ヶ月たってやっと落ち着けるように
なってきました。
しかし不思議なもので今までにない
感覚があります。
あまりに静かすぎるのです。
電磁波を通しにくくなっているせい
か、スマホもつながりにくくなってい
るようです。
電磁波に良い物と悪いものがあるの
かもしれませんし、量的な問題なの
かもしれません。
どれだけこの静かさに慣れていくの
か自分でも予想がつきません。
現代人としてある程度の毒がないと
生きていけないのかもしれません。
宇宙には想像もつかないほど強い
電磁波や放射線が流れています。
またそれを防いでくれているのは、
地球の地磁気という電磁場です。
私たちの体内の脳波は電磁波の一
種で私たちには必要な働きです。
どれが悪で、何が正しいのかを判断
するのは結局私たち自身の問題で
す。
今回の引っ越し騒ぎの中の電磁波
対策で、私たちが宇宙の中のひとつ
の存在だと自覚できたのは有意義な
体験でした。