今週の野菜 令和7年2月24日~3月1日 

ナンプラーの中止
干ばつや寒さによる野菜の不足と
高騰、米の不足など気がかりなこと
が多くありますが、先週一番ショック
だったのは、ナンプラーの供給が停
止するという知らせでした。
タイでナンプラー、ベトナムでヌクマ
ムと呼ばれ、イタリアにも同じような
製品がありますが、いずれも鰯と塩
だけを原料にして内臓にある酵素の
力を借りて作り上げる「魚醤」です。
旨味が豊富で独特の風味があり、
好き嫌いが分かれます。
その中で丸成商事の製品はもっと
も上品ですっきりとした味です。
オイスターソースとの相性は特に良
く、隠し味として和食やイタリア料理
にもなくてはならない調味料です。
今のところこれに替わる商品はあり
ません。
無くなれば私だけでなく、多くの人が
困ります。
これから懸命に探そうとは思います
が、正直言ってこのレベルの製品を
この価格で見つけることは不可能だ
ろうと予想します。
最初に口を開けるのに苦労しますが
それを考慮してもこれを上回る質は
確保できそうにありません。
丸成商事の話では売れ行きが悪く、
ロスが多いための決断ということでし
た。
口の開けにくさが敬遠される理由と
しても、晴屋以外では味が分かる人
がそう多くないということも驚きです。
それで少し確保に走りました。
そうしたら丸成商事から価格を下げ
ての納品が提案されました。
これはチャンスと思いセールを企画
することにしました。
賞味推奨期限が今年の6月16日の
製品です。
こうした発酵食品の賞味期限には
どうも納得のいかないことが多くあり
ます。
本来は長く置けば置くほど価値が
上がる発酵食品に期限をつけるの
は本末転倒に思います。
ヨーロッパでは缶詰は古いほど価値
があると思われ、後ろからとる人はい
ないということです。
日本は何故か2年間の賞味期限に
統一されています。
形式が重んじられ、内容を損ねてい
ると感じます。
とは言っても賞味期限を過ぎたもの
を売ることはできません。
自己責任とはなりますが、必要な方

瓶入りでもあり、紫外線の当たらない
冷暗所なら10年くらいは大丈夫と予
想します。
200gで468円ともともと比較的安価
ですが、セール価格は398円、12本
入りのケースなら4536円、一本当たり
278円でお届けします。
3月3日から16日のセール品になり
ます。
以前にイタリアの旅の番組を見てい
た時に漁師さんが「旨いものを食わし
てやる」と言って自宅へ連れて行き、
鰯と塩を仕込んだ樽に穴を開け、で
てきた汁だけでパスタと和えていまし
たが、きっと同じ味なのだろうと思って
いました。お試しください。

☆ きぼうバナナ 545 エクアドル 有機
☆ りんご 長野・村松 菌2虫3
伊予柑 70/g 愛媛・俊成 不使用
カラーピーマン 378 高知・みのり 菌2虫2
ピーマン 298 和郷園 菌2虫1
胡瓜 248 深谷・ヘルシー 菌2虫2
キャベツ 438 群馬野菜クラブ 菌2虫1
レタス 348 群馬野菜クラブ 菌2虫1
有機もやし 84 長野サラダコスモ 有機
小松菜 298 群馬野菜クラブ 菌1虫0
にら 198 千葉・和郷園 無散布
ぶなしめじ 248 長岡・にしの 無散布
えのき 248 長岡・にしの 無散布
足付なめこ 278 群馬・横堀 無散布
エリンギ 248 長岡・にしの 無散布
☆ 椎茸 289 東久留米・高橋 無散布
きくらげ 150 東久留米・高橋 無散布
生姜 250/g 徳島・ヤマサ 無散布
長葱 438 千場・林 菌1虫1
牛蒡 398 和郷園 無散布
大和芋 338 埼玉・町田 無散布
人参 50/g 埼玉・町田 無散布
じゃが芋 50/g 北海道・昔がえりの会 無散布
玉葱 50/g 北海道・昔がえりの会 無散布
☆ さつま芋 80/g 千場・伊藤 菌1虫0
☆ 蓮根 150/g 茨城・小塙 無散布

来週のセールと野菜
カリフラワーが終了となりました
久々の入荷で楽しめました
菜花もそろそろ終了の気配です
南瓜も終了ししばらく入荷の見込は
ありません
北海道産の有機冷凍南瓜はあります
さつま芋ももう少しあるようです
りんごは今週前半で終了です
はっさくと伊予柑はもう少し続きそう
で好調を続けています
寒さで登熟せず入荷しなかったバナ
ナも少しづつ回復しています
じゃが芋があやしくなってきました
北海道の不作が続き毎年のようにこ
の時期のじゃが芋が不足します
またポテチも危ういでしょう
来週のセールは、ナンプラーとスパイ
スです
いよいよ本格的に春を迎え、勢いにの
るためにも少し刺激が欲しくなるこの
時期にぴったりのものです
ナンプラーについては別の欄に書きま
したのでご覧下さい
名作の中止ですがセールになります

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