カテゴリー:俳句
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ソース垂れるヒレカツサンド室の花
「東川桜通り」に十二月
亡き友は冬眠せよと吾に告ぐ
晴
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元気なまま死ねるといいな花柊
神無月ひょうたん島に乗り遅れ
満ち潮はうすき胸にも花野菜(カリフラワー)
晴
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錆鮎は汀のひかり躱しをり
神国や二百十日の貸看板
星を射る湿原の花水を飲む
晴
「錆鮎は」の句が、俳句四季1月号で渡辺誠一郎先生に佳作に選ばれました。ありがとうご…
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吾亦紅子どもを産まぬ性をもつ
「えんがちょ」は縁切れる技草の花
片割れは羽衣失せし通草の実
晴
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虫の音やものの影なき竹問屋
今生はめぐりてまはる葛根掘る
豊の秋鼻の穴から風の音
晴
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花芒オーケストラに憧れて
石仏の肩のふくらみ野紺菊
秋の雲余白なき脳唄ひをり
晴
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朝露の表面張力星めぐる
手のひらは獣の匂ひ稲光
保津川図は水音放つ爽やかに
晴
丸山応挙の「保津川図屏風」を観たことがあります。…
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人類はジュラ紀にねずみ旱星
魂祭り僧の手首にGショック
はんざきは画面に映る己かも
晴
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夏衣ひとり遊びは憑依して
誰かの忌冷やし中華に紅生姜
香水は黙約孕み不眠症
晴
俳句四季十一月号
秋尾敏先生特選句
夏衣ひとり遊びは憑依し…
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たはむれは亡き人と飲む今年酒
額寄せ食べる拉麺草の花
晴
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