カテゴリー:俳句
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古き幹光降ろせり蘭の花
留め石の足音晴し今年笹 晴
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紫陽花の幼き色や笑ひ声
濃紫陽花なほ重なりて一枝愛ず
今宇宙光薫れり七変化
紫陽花の丸き光の窓辺かな
四葩萌ゆ胸の渇きの末紫
銀河系の間中にありや額の花 晴
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用水路がまと見合へる阿弥陀傘
野火止の門付けゆかしえご散華 晴
東久留米は新座に隣接しており、平林寺のお坊さんが時折、托鉢にみえます
気がつくと季節の果物をさしあげるようにし…
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どくだみの競へりものの蔭として
虹立つや累以沙の拓く本の道 挙式への挨拶句 晴
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麦の穂の風の尾つかむ長き道
白鷺の突く一閃の閑かさや 晴…
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青空や大波小波夏みかん
雨雲や切っ先立ちてあやめ濃き 晴
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九品仏浄真寺にある楸邨(偉すぎる人は敬称を略す古来の習慣に従い敬称略)の句碑と寒太先生
楸邨先生の墓を洗う会に参加して 松橋晴
3月26日、加藤楸邨先生の墓を
洗う会に参加して…
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青空や届かぬ垣の夏蜜柑
引き売りや葉桜に風吹き抜けり
晴…
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春塵のどこ吹く風や夜の宴
目借時目蓋の深き黒聖 晴
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花楓真朱の木偶の力瘤
坂の墓五分の力の花の中 晴
真朱まそほ 木偶でく=木の像 赤い仁王像…
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