カテゴリー:しゃちょーのブログ
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冷やかや青き果実は雨弾く
雲の秋方向音痴の哲学者
手のひらに艶を消したる葡萄の実
晴
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半夏生水の匂ひをかぎにけり
山椒魚シャツに残れる油染み
曲がり道に白き「あ!」の文字根無草
晴
「半夏生」の句が、俳句四季十月号で渡辺誠一郎先生に…
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秋の夜長を楽しむケラー四重奏団若いときは、オーケストラの壮大な音、指揮者の超人的な気力やダイナミッしかし歳を重ね、自分にできることとやりたいことの区別がついてくると、もっと細やかで身近な音に親しみと深い共感を感じるよう…
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墨香る端渓水にしずめたり
ままごとのいつも「父さん」鳳仙花
踊太鼓遊ぶことには命懸け
晴
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はんざきや水の匂ひはかぐはしく
短夜や飛べぬ鴉に居着かれて
飽かず食ふ高菜漬のむすひ青嵐
晴
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日雷手に残りたる草の青
夏枯れやカレー恋ひたる少女かな
夏の夜は粥と梅干星を継ぐ
晴
小熊座の七月の東京の句会で「日雷」の句が、高野ムツオ先生に特選に選ばれました。ありがとう…
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むずむずと宙に湧き出づ柿若葉
筆箱の消せぬ消しゴム蝌蚪の紐
隠されし黙示誰がため花ひらく
晴
俳句四季8月号で、「むずむずと」の句が
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愉気ということ「愉気」は、整体法の創設者野口晴哉が使い始めた言葉です。人間は気の感応で生まれ、影響しあって生きています。気は働きであり、物ではないので見ることはできません。しかし気が枯れた人は見るからに生気を失い、生き…
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はじめての歩みのやうに水木咲く
雨乞ひやここに住むなと百舌鳥が啼く
皿に盛られ烏賊の眼は闇の色
晴
「皿に盛られ」の句は当初「皿に盛り烏賊(いか)の眼(ま…
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体調の維持と生きる意味私を含めて体調を崩している人が多くいます。気候の変動は大きく、今までの常識が通じないことも多く、ある程度の不調は当然のこととしてやりすごしていかざるをえないでしょう。しかし私たちは生きる力を持って…
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