マスクと免疫力と水

マスクと免疫力と水
コロナ禍は収束の気配を見せませ
んが、少しづつコロナとの付き合い
方も分かってきました。
乾燥した時期に蔓延しやすいので、
水に弱いのかと思っていたらそうで
はなく、生命の一種なので水なしで
は生命活動を維持できないようです。
手で触っての感染よりも、飛沫による
空気での感染が多いようです。
医学的には、冬は水分が蒸発しや
すいので、飛沫が小さくなり遠くまで
飛ぶために感染しやすいという説明
がされています。
気管や肺からの感染が多いため、
もちろんそうしたことも一因となって
いるのでしょうが、私は他の要因の
方が大きいのではないかと思って
います。
乾燥した時期には、気管や肺も当
然乾きます。
そのために気管にある繊毛がうまく
働かなくなり、埃や雑菌などを排出
することが難しくなります。
また免疫力も水分が少ない状態で
は、働きが落ちます。
私たちの身体も、夏に雑菌に対処す
るため免疫力を上げ、冬には寒さに
耐えるために代謝を落として免疫力
を下げるという生理作用があります。
ですからマスクは、ウイルスを気管に
入れないというだけでなく、気管の
水分を保ち、免疫力を維持するの
にとても有効で積極的に利用すべ
きものです。
ただ医療の現場や極端な多人数で
の濃厚接触以外では、完璧な除染
までの必要はないように感じます。
もちろん程度問題で、免疫が何らか
の要因で落ちている人はケアが必要
ですが、健全な免疫力を持っている
人たちは、維持するための予防とし
てマスクを使うというスタンスで効果
があるでしょう。
免疫力を維持するためにも、マスク
の他に体内の水分の維持への配慮
は必要です。
まずカフェインの入っているものは、
なるべく避けるか、量を減らす必要
があります。
カフェインは利尿作用があり、水分
を体外に出してしまいます。
そして良質の水分を小まめに補給
します。
咳も、埃などの不要なものを体外に
出す自然な働きですが、あまり続く
と体力が落ち、免疫力も落ちます。
気管の繊毛がうまく機能するために
水分はとても大切です。
水やほうじ茶、ルイボス茶などの
カフェインの入っていない水分や
味噌汁、スープ、鍋物、暖かい麺等
はとても有効で美味しく感じます。
ジュースや牛乳等は水分としては
あまり役にはたちません。
吸収し、消化するのに水分を消費
するためでしょう。
水分だけでなく、休息も必要です。
またテレビ、パソコン、ゲーム等も
眼や頭が疲れ、ストレスが増えるた
めに免疫力は落ちます。
静かに眼を瞑って過ごす時間を増
やす自制が必要です。
また柑橘類は直接気管に必要なビ
タミンやミネラルが補給されるようで
咳どめや免疫の維持に有効です。
縄文水のような吸収のよい水もとて
も有効で、特にこの時期美味しく感
じます。
まともなものを食べ、静かに過ごす
時間を持つことがコロナの感染を防
ぐのに何よりも必要なことと思います。
そしてマスクは完璧な防御法では
ありませんが、とても役に立つアイテ
ムとして利用すべきものです。
仕方なくするのでなく、生きるのを楽
しむために、心地よいマスクは必需
品です。
抗菌作用のある竹布のマスクは特
におすすめです。
肌触りがよく、積極的につけていた
くなるマスクです。
理屈でいくらいいと分かっていても、
続けることはできません。
心地よくなければ、長続きしません。
本当に役に立つものは必ず心地よい
ものだというところから発想する生活や
文化が、私たちには必要です。
集中して何かを極め、命を燃やしつ
くすことと、生命が元から持っている
快を求める本能との両立を追求する
という難しい課題が、現代を生きる私
たちに与えられています。

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