プチフールのパン
先週プチフールの新製品のパンの
紹介をしました。
先週はプチフールもクリスマス用の
「シュトーレン」の製造で忙しく、残
念ながら入荷しませんでした。
何人かの方には早速ご注文をいた
だきました。
その際、私が「こめっこパン」を間違
い、ロミさんの名前と混同して「ろめ
っこパン」と書いてしまい、その名前
でご注文をされた方が何人かいらっ
しゃいました。
間違いではありましたがその名前も
面白いと思い、ロミさんや他のプチ
フールのメンバーにも問いかけて
みました。
そうしたら「それでもいいんじゃない」
という答えで、間違った方の名前を
名称とすることになりました。
国産の米粉を加え、炊いた玄米を
混ぜこんで焼き上げています。
アレルギーやグルテン不耐症の
問題があり、小麦粉の摂取をなるべ
く控えた方がいいと考える方が増え
ていますが、その流れにそった製品
となっています。
小麦を完全に生活から切り離すのは
至難の業ですが、食べれば確実に
腸に負担がかかり、免疫力は下がり
ます。
若い時は修復力が強くてトラブルに
はなりにくいのですが、年齢を重ねる
と確実にダメージは増えてきます。
免疫力が下がっても特定の症状が
あるわけではないので、小麦のせい
と認識することは少なくても、確実に
ダメージは与えられます。
グルテン質が多く、しっかりとグルテ
ン形成(水を加えて練るとできる網目
状のたんぱく質)されているパンは
もっとも症状がでやすいものです。
西洋人の老化の速さや免疫力の弱
さは小麦の多用による部分が多くあ
るでしょう。
ゼロにはできなくてもなるべく小麦の
摂取は減らした方がいいものです。
またプチフールでは最近ドイツパン
に以前より積極的に取り組んでいま
す。
ライ麦パンや、プンパーニッケルを
店頭で見かけることが増えています。
プンパーニッケルはライ麦が主成分
の漬物に少し近いパンで、酸味や深
い味わいがあり、また焼くのではなく
長時間蒸して火入れします。
試作や工夫が重なり、品質は確実に
上がっていますが、最近ほぼ完成か
と思われる形に仕上がりました。
ライ麦パンは今までのよりもライ麦の
割合が多く、およそ半分です。
これはプンパーニッケルに近い量で
す。
また酵母もサワー種だけでなく、野生
酵母も加えて発酵させています。
そして小麦は北海道産の強力粉で
はなく、東久留米の秋田さんの小麦
粉、農林61号を使っています。
農林61号はすぐれた小麦粉で旨味
や風味が豊かです。
グルテン質はあまり多くありません。
それはこの小麦が昔に作られたもの
だからです。
1960年代の「緑の革命」と名付けら
れた小麦の品種改良で、小麦の量
産ができるようになりましたが、その
反面アレルギーや不耐症等の問題
が多くでてきました。
農林61号はそれ以前の品種なので
そうしたトラブルが少ないのです。
そしてとても美味しい。
グルテンの摂取を減らしながら、楽し
い食生活を作る上で役だつ優れた製
品としておすすめできます。

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