俳句 令和3年の10月18日~10月24日

太刀魚の銀の零れり競りの声

雨粒の斜めに落ちる秋茄子

東雲の星祓へたり牽牛花

「東雲」は「しののめ」と読み東の空の朝の雲
あるいは、朝焼けを表現します。
「東雲の星」はまさに消えようとする滅びゆく光。
「牽牛花」は朝顔のことです。
七夕の牛飼いの彦星の花です。
朝に消えゆく星が、朝に盛りを迎える花を称え、
美しさを愛でて消えていくという句です。
朝顔は俳句では秋の季語です。

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