カテゴリー:俳句
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夕立のぽつんぽつんとアスファルト
星屑からすくひださるる心太
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赤錆の橋もたれたる花の幹
常闇のうすき広がり花辛夷
道ならぬ道稔らざる花咲きそむる
「俳句四季」八月号で、「赤錆の」の句が
浅井慎平先生に佳作に選ばれました。
この句は私とし…
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星屑よりすくゐださるる心太
青柿の仄かなひかり夜想曲
白黒のつかぬ関係蚊遣り焚く…
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龍の眼の水底にひらく夜宮かな
八幡平の雪解の目覚めドラゴンアイ
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校庭の腕組むしぐさ額の花
青すすき野武士のごとく風切りて
ギヤマンの片割れ光る水の底
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ブロンズの蝦蟇の身ぶるひ受難節
戯蛙舌の届かぬ顔の蜘蛛
鉄瓶のあられの模様春の虹
「ブロンズの」の句が俳句四季7月号で
川村智香子先生に佳作に選ばれました。
ありがとうござい…
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パンドラの箱並びをり建国の日
曲水のありをりはべりいまそがり
よなぐもり打ちっぱなしの高き壁
「俳句四季」六月号で
「パンドラの箱ならびをり建国の日」」
の句が、齋藤愼…
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女身仏の厚きまなぶた花馬酔木
山猿の目覚め待ちをる半夏生
北斎の浪押しよする立版古
立版古は江戸から明治時代まで流行した浮世絵を立体的に
並べて遊ぶ玩具、展示物です。
北斎が発案…
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大根の葉の青々と残りをり
角牛の静けき一歩葱坊主
山古志の滝の行き合ひ「いいんじゃない」
句友のSさんが逝去されました。
夏は故郷の、牛で有名な新潟の山古志村で生活し、冬には朝霞の娘…
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阿弥陀笠風にかざせるえご散華
西方の風を呼びをり樟若葉
一木の金剛となる白露かな
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