カテゴリー:しゃちょーのブログ
-
雑踏や単車に残る春あられ
泉さんのチビた鉛筆花菜雨
雪柳地蔵もマンション見上げをり
晴
…
-
筆箱の失せし消しゴム蝌蚪の紐
独活きざむ若き日の顔浮かびけり
春の風住宅街の葬儀場
晴
…
-
季節の音楽とからだ その12ケニーとペデルセンの「Duo」夏の夜の静けさニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセンは1946年にデンマークに生まれたベース奏者です。ケニー・ドリュートリオ、オスカー・ピーターソントリオ…
-
月朧麒麟のやうに長き首
麗かや小さき自転車野に置かれ
北国に手向けられるは木の芽雨
晴
…
-
青き踏むシール剥がれぬ魔法瓶
片割れは同じで違ふ目刺し焼く
大きな手の植木職人土佐みずき
晴
…
-
マンホールの図柄斜めや春の雲
春月の重なる影や異人墓地
昏き日は小松菜添へし蜆汁
晴
…
-
夏への準備と眼の疲れ
寒い時間が次第に少なくなり、暑
さを感じるときが増えてきました。
丁度よいのはごくわずかで、暑さ
と寒さが交互にやってきます。
ほんのりでもかいた汗を冷たい風
がよぎると、広がった皮膚が急に
縮こま…
-
水涸れて神は職域守りけり
風邪の夜はオゾンの匂ひ薄き胸
「東川桜通り」に冬深む
晴
「風邪の夜は」の句が俳句四季四月号で
渡辺誠一郎先生に佳作に選ばれま…
-
食べ物と信頼と整体私たち動物は、食べることで命を支え、育んでいます。食べ物で身体は、出来ています。そうした意味では粗末な食べ物では粗末な身体しかできません。しかし、どんな粗末なものでも心をこめて出されたものは美味しく感…
-
ものの芽や踵はふはと地を離れ
今は亡き星の光来わかめ干す
都には刑場ありし雪解水
晴
…
ページ上部へ戻る
Copyright © 晴屋 All rights reserved.