カテゴリー:俳句
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顔の写真
いつも持ち歩いているトートバッグに
はコンパクトサイズのデジカメが入っ
ている。
手ごろなサイズだけれど、露出やシ
ャッター速度の切り替えもでき、レン
ズもライカのもので一眼レフひけを
とらない写…
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凍りたる光の欠片ドビュッシー
冬雲雀ヴェデルニコフの大きな手
弱音の微かなゆらぎ霜柱
松橋晴 同人記念作品ピアニストより 1から3
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底紅やときじくの雨ふりつのる
浮浪雲あけびの綿毛光をり
摺り足の畳磨る音秋の雷
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秋の雷つまんで食べるピザの海老
秋の日を岩湯に並ぶ白髪首
白昼夢両手にまとう桃の水
「白昼夢」の句が俳句四季1月号で
川村智香子先生に佳作に選ばれました。
ありがとうござい…
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大花野の低血圧の郵便夫
諍ひや夜半のはんざき口開き
行雲や初めて見える秋の空 晴
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いきつけの歯科の閉院銀木犀
月夜茸遠き野分のちぎれ雲
秋のてふはらはら番ひ薄き胸
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小平さんのお嬢さんから、玲子さんの俳句を見せて
いただきました。
故人たちの後ろ姿や顔を思い浮かべられる句です。
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留石をゆらすビオロン旱星
祝祭の幟のほつれ夏つばめ
青りんご悪魔と天使の生誕日
俳句四季十一月号で「祝祭の」の句が
浅井慎平先生に秀逸に選ばれました。
永い間…
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太刀魚の銀の零れり競りの声
雨粒の斜めに落ちる秋茄子
東雲の星祓へたり牽牛花
「東雲」は「しののめ」と読み東の空の朝の雲
あるいは、朝焼けを表現します。
「東雲の星」はまさに消えよう…
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てのひらに通ふ秋風墓じまひ
偏西風の果てあらざらむ原爆忌
違う世に契りありけむ女郎花
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