カテゴリー:しゃちょーのブログ
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影零し走る少年涼新た
初物の小玉西瓜に小さき口
川風や秋の風鈴錆にけり
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見返るや風の零るる赤のまま
朝日射る峰の白梅ほしいまま
なびかざる女の意地や花かんざし
女性の俳人の先駆者、杉田久女の勉強会に提出した句です。
天才の真似は難しいものだと実感しまし…
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鞭打たるる星の運行柿若葉
陰謀論味噌のはみ出る柏餅
結葉に契りありけむちぎれ雲
「俳句四季」九月号で、「陰謀論」の句が
齋藤愼爾先生に佳作に選ばれました。
自信がある句ではありま…
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旬の音楽「真夏のバッハその2」
シャコンヌ 五嶋みどり
バッハの無伴奏バイオリンのための
ソナタとパルティータは通常、ソナタ
No1、パルティータNo1、ソナタNo2、
パルティータNo2、ソナタNo3、パ…
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指先の探る傷あと夕立雲
半夏生ミニマリストの浮気性
路地裏の見知らぬ視線著莪の花
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旬の音楽「真夏のバッハ」
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
五嶋みどり
アダージョは、手のひらで質感の良
い陶器に触れるように、そっと柔らか
な音で始まります。
曲線に沿って手は動き、次第に複雑
で豊かな面…
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夕立のぽつんぽつんとアスファルト
星屑からすくひださるる心太
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赤錆の橋もたれたる花の幹
常闇のうすき広がり花辛夷
道ならぬ道稔らざる花咲きそむる
「俳句四季」八月号で、「赤錆の」の句が
浅井慎平先生に佳作に選ばれました。
この句は私とし…
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星屑よりすくゐださるる心太
青柿の仄かなひかり夜想曲
白黒のつかぬ関係蚊遣り焚く…
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免疫と肝臓
暑くなると体力も落ち、雑菌も増えて
免疫機構は大忙しです。
食欲も落ちて冷たいものに頼ってい
ると消化器もくたびれて余計に体力
が落ちていきます。
身体の中で不純物を濾して分離す
るのは腎臓の役…
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