カテゴリー:しゃちょーのブログ
-
姫神山の風を通せる朝の虹
雲の峰水底にひらくドラゴンアイ
華叱科苛加鴉の破顔みなみ風
俳句四季10月号で渡辺誠一郎先生に
「姫神山の」の句が秀逸に選ばれました。
ありがとうございまし…
-
秋の乾燥と免疫力
雨や曇りが多く、不順な天候が続き
ます。
夏の太平洋高気圧と冬の大陸の冷
たい高気圧が競い、入れ替わるこの
時期は雲が発生し、気圧の変動も
多く呼吸器に大きな負担がかかりま
す。
そして…
-
影零し走る少年涼新た
初物の小玉西瓜に小さき口
川風や秋の風鈴錆にけり
…
-
見返るや風の零るる赤のまま
朝日射る峰の白梅ほしいまま
なびかざる女の意地や花かんざし
女性の俳人の先駆者、杉田久女の勉強会に提出した句です。
天才の真似は難しいものだと実感しまし…
-
鞭打たるる星の運行柿若葉
陰謀論味噌のはみ出る柏餅
結葉に契りありけむちぎれ雲
「俳句四季」九月号で、「陰謀論」の句が
齋藤愼爾先生に佳作に選ばれました。
自信がある句ではありま…
-
旬の音楽「真夏のバッハその2」
シャコンヌ 五嶋みどり
バッハの無伴奏バイオリンのための
ソナタとパルティータは通常、ソナタ
No1、パルティータNo1、ソナタNo2、
パルティータNo2、ソナタNo3、パ…
-
指先の探る傷あと夕立雲
半夏生ミニマリストの浮気性
路地裏の見知らぬ視線著莪の花
…
-
旬の音楽「真夏のバッハ」
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
五嶋みどり
アダージョは、手のひらで質感の良
い陶器に触れるように、そっと柔らか
な音で始まります。
曲線に沿って手は動き、次第に複雑
で豊かな面…
-
夕立のぽつんぽつんとアスファルト
星屑からすくひださるる心太
…
-
赤錆の橋もたれたる花の幹
常闇のうすき広がり花辛夷
道ならぬ道稔らざる花咲きそむる
「俳句四季」八月号で、「赤錆の」の句が
浅井慎平先生に佳作に選ばれました。
この句は私とし…
ページ上部へ戻る
Copyright © 晴屋 All rights reserved.