カテゴリー:しゃちょーのブログ
-
旬の音楽「真夏のバッハ」
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
五嶋みどり
アダージョは、手のひらで質感の良
い陶器に触れるように、そっと柔らか
な音で始まります。
曲線に沿って手は動き、次第に複雑
で豊かな面…
-
夕立のぽつんぽつんとアスファルト
星屑からすくひださるる心太
…
-
赤錆の橋もたれたる花の幹
常闇のうすき広がり花辛夷
道ならぬ道稔らざる花咲きそむる
「俳句四季」八月号で、「赤錆の」の句が
浅井慎平先生に佳作に選ばれました。
この句は私とし…
-
星屑よりすくゐださるる心太
青柿の仄かなひかり夜想曲
白黒のつかぬ関係蚊遣り焚く…
-
免疫と肝臓
暑くなると体力も落ち、雑菌も増えて
免疫機構は大忙しです。
食欲も落ちて冷たいものに頼ってい
ると消化器もくたびれて余計に体力
が落ちていきます。
身体の中で不純物を濾して分離す
るのは腎臓の役…
-
龍の眼の水底にひらく夜宮かな
八幡平の雪解の目覚めドラゴンアイ
…
-
旬の音楽 梅雨明け三日のヘンデル
うっとおしい梅雨が開けるとそこには
清々しい光が充ちている。
梅雨明けの三日間はそうした日が続
くと云われていました。
しかし最近は天候が不順で、そんな
心地よい天候もなくい…
-
校庭の腕組むしぐさ額の花
青すすき野武士のごとく風切りて
ギヤマンの片割れ光る水の底
…
-
ブロンズの蝦蟇の身ぶるひ受難節
戯蛙舌の届かぬ顔の蜘蛛
鉄瓶のあられの模様春の虹
「ブロンズの」の句が俳句四季7月号で
川村智香子先生に佳作に選ばれました。
ありがとうござい…
-
パンドラの箱並びをり建国の日
曲水のありをりはべりいまそがり
よなぐもり打ちっぱなしの高き壁
「俳句四季」六月号で
「パンドラの箱ならびをり建国の日」」
の句が、齋藤愼…
ページ上部へ戻る
Copyright © 晴屋 All rights reserved.