カテゴリー:しゃちょーのブログ
-
一木の朝日を放つ春ならひ
鉄瓶のあられの模様春みぞれ
搬送の廊下の別れ二月尽
…
-
何でこの歳になって始めたのか分か
らない俳句も、もう丸2年続けていま
す。
この世界ではまだ初心者なのですが、
生まれつきビギナーズラックに恵まれ
ているらしく所属している炎環という
同人の月刊誌2月号で巻頭…
-
凍蝶や舌に残れる錆の味
焼け跡のポストの中の点検票
開戦日肩甲骨の軋む音
俳句四季四月号で川村智香子先生に「開戦日」の句が佳作に選ばれました。
肩甲骨は季節の変動とともに動きます。
私の…
-
芽吹きの季節
冷蔵で保存している根菜類も少し
づつ芽が動き始めます。
芽吹きは、温度や湿度などの条件
が揃えば始まる場合と、一定の時間
がたつと始まるものがあります。
地雷型と時限爆弾型という感じで
しょう…
-
水の効用と便秘
水は生命の源。
水なしには、私たちは生きていけま
せん。
子どもで70%、成人で60%、老人で
50%が体内の水分です。
老化とは体が酸化して硬化し、水分
が失われ、免疫力がなくなっていく
…
-
街燈の朧の先の朧かな
春みぞれ茶筅の先のうすみどり
春の湯の雁字搦めの漢かな
「がんじがらめ」は、「雁」の字のように人が縄でくくられて、
搦め取られている様子を表しています。
何気なく…
-
脱ぎ捨てし皮流れけり猫柳
春北風鳥の集へるもぐら塚
風船や眼に残る空の色
…
-
山茶花に予定調和の雨の音
眼帯とマスクの覗く左の眼
ポインセチア色づく見舞へぬベッド
狐火や大統領の意味不明
焼け残りのLPを聴く冬の星
今月で俳句を始めて丸2年たちました。
多くの…
-
秋燕ひげそり買いに行く漢
のぞき穴天に構えしいぼむしり
レコードの溝ゆらぎおり鵙の贄
「俳句四季」1月号で「秋燕」の句が浅井慎平先生に秀逸に選ばれました。
皆が旅立った後に一人残るつばめと、何や…
-
今年の春の変動その2 春の兆し
昔から三寒四温といわれる冬から
春に移行するこの季節の天候です
が、一度暖かさに慣れた私たちの
身体はとても寒さに敏感になり、冷
えに弱くなります。
冬の間の代謝を下げて…
ページ上部へ戻る
Copyright © 晴屋 All rights reserved.