カテゴリー:しゃちょーのブログ
-
星屑よりすくゐださるる心太
青柿の仄かなひかり夜想曲
白黒のつかぬ関係蚊遣り焚く…
-
免疫と肝臓
暑くなると体力も落ち、雑菌も増えて
免疫機構は大忙しです。
食欲も落ちて冷たいものに頼ってい
ると消化器もくたびれて余計に体力
が落ちていきます。
身体の中で不純物を濾して分離す
るのは腎臓の役…
-
龍の眼の水底にひらく夜宮かな
八幡平の雪解の目覚めドラゴンアイ
…
-
旬の音楽 梅雨明け三日のヘンデル
うっとおしい梅雨が開けるとそこには
清々しい光が充ちている。
梅雨明けの三日間はそうした日が続
くと云われていました。
しかし最近は天候が不順で、そんな
心地よい天候もなくい…
-
校庭の腕組むしぐさ額の花
青すすき野武士のごとく風切りて
ギヤマンの片割れ光る水の底
…
-
ブロンズの蝦蟇の身ぶるひ受難節
戯蛙舌の届かぬ顔の蜘蛛
鉄瓶のあられの模様春の虹
「ブロンズの」の句が俳句四季7月号で
川村智香子先生に佳作に選ばれました。
ありがとうござい…
-
パンドラの箱並びをり建国の日
曲水のありをりはべりいまそがり
よなぐもり打ちっぱなしの高き壁
「俳句四季」六月号で
「パンドラの箱ならびをり建国の日」」
の句が、齋藤愼…
-
女身仏の厚きまなぶた花馬酔木
山猿の目覚め待ちをる半夏生
北斎の浪押しよする立版古
立版古は江戸から明治時代まで流行した浮世絵を立体的に
並べて遊ぶ玩具、展示物です。
北斎が発案…
-
梅雨時のショパン
ショパンは、チャイコフスキーとともに
もっとも苦手な作曲家でした。
何がいいか分からないだけでなく、不
快で、嫌悪さえ感じます。
しかし嫌いと好きは紙一重であり、一
つの面の裏表なのでしょう…
-
大根の葉の青々と残りをり
角牛の静けき一歩葱坊主
山古志の滝の行き合ひ「いいんじゃない」
句友のSさんが逝去されました。
夏は故郷の、牛で有名な新潟の山古志村で生活し、冬には朝霞の娘…
ページ上部へ戻る
Copyright © 晴屋 All rights reserved.